すぐさま、ヒカリの元へ駆け寄る。
「ヒカリ、にこにこって。口角上げて、な?」
俺が手本をやって見せると、コクリと頷くが本当に分かってるのかよくわからない。
その時、ふとヒカリが着ている服の刺繍が気になった。
やべっ
ここ取れそう……
胸元のビーズをいじってると、ヒカリの頬がほんのり赤く色づいていた。
それでピンときた。
「……んっ……」
すかさず、ヒカリの柔らかい唇に俺の唇を重ねる。
何度も、何度も……
ついばむように……
一通りキスをし終えると、唇を離してセットから退く。
「修也。撮って。早く!」