入学式から数日がたった...

今日は一人で登校していた、ユニが熱を出して休んだ。

『はぁ…』

「ため息なんてついてどうした?」

『ひゃあ』

「なに変な声出してんだよ」

『ごめん、でもビックリした~』

「ごめん、ごめん」

不意に前を向いたら、稲葉先輩がいた………

『あっ…..』

「どうしたの?」

『いや、何でもない』

「おっ、稲葉先輩~」

「よっ、将おはよう」

「おはようございます」

「もうお前可愛い彼女出来たのかよ~」

「違いますよ~先輩」

「まだ違いますよ~」

「じゃあ彼女にする予定かよ~」

「えっ?」

「あれ?よく見ると、1年生じゃん」

「いやー普通1年生ですよ~」

「違う違う、西中の時にそう読んでたんだよ」

「よく色々なところで会ってたからさ~」