「真人ー!おはよー!」
「キャー!真人さまっ!」

ガヤガヤ

「おはよ!」

…朝からよくそんなに騒げるものだ。
耳をふさぎたくなる。

そう。このクラス。いや、この学校にはある人気者がいる。

上田真人。見た目はチャラくて、皆には爽やかに振る舞っている。

…こいつ絶対に裏がある。

なんて思っているのは私だけだろうか。