心菜の見たいと言う言葉を無視し、歩いていたら心菜が追いかけてきた。

「見たいんじゃなかったの?」

「咲姫が先に行くんだもん……」

「十分でしょ」

「全然足りないのー」

 そう言って顔を膨らます心菜は、一目であの4人衆の虜になったようだ。