だから少し言葉に詰まる。
本音を言えば、言いたくなったときもあった。
けれど、頼ることもすがることも私には許されていない。
それに、彼らが信用に足りる人たちだとは到底思えない。
なにせあんなに弱いんだ。
どこで情報を漏らされるか、分かったものじゃない。
それと、私の弱さから言えなかった。
無論、言うつもりなど毛頭ないけれど。