だって、嫌なくらいに、思い出したから。
滑稽に、無様に、泣き喚くこともできないなんて。
「―大嫌い」

気が付けば、先生を殴っていた。
ただ、ただ、冷めているのは私の心。
ああ、なんて弱いんだろう。
それともやっぱり、私が異常なんだろうか。
でも、よかったのは、廊下に人がいなかったこと。
まぁすぐに見つかるのもしれないけど。
客観的にしか物事を見ることができなくなった頭。