「…若葉。」
ずっと黙っていた爽一が喋りだした。
「…この前のテスト、一点差で誰が勝ったっけ?」
「んーー!!」
はっとした顔で顔を上げる若葉。
そう、何を隠そうこの間のテストは、一点差ということで爽一の勝利だったんです。
若葉、痛恨のケアレスミスで。
「…言いたいこと分かるよね?」
私でも分かりますよ、爽一さん。
静かに言う爽一が一番怖いです。
「…分かったわよ!
大人しく出ればいいんでしょ、出れば!」
本気で若葉悔しそう…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…