「よかったね若葉。
あまりにも似合いすぎてて、男子諸君は惚けてるよ。」





「んなわけないでしょーが!
似合ってないんだよ恥ずかしい…。」





からかうようにこっちも見て言ってくる愛果と、それを全く信じてない若葉。
だんだんと男子の意識が戻ってきたところで説明し始める。





「若葉のドレスのイメージは、『悪魔の魅惑』。
赤をメインに黒でフリルとか薔薇の刺繍入れて豪華めに。
二人のドレスとは対照的にしてみたの。」





「…せめて背中の空き具合はなんとかならなかったの?」





「それぐらいで文句言わないの!」





「それぐらいじゃないし!!」