小鳥遊りえこ、ただいまピンチです。

誰か…

「言いたいことって?」

目の前には悠宇くん。

『あっ。えーっと。』

今の状況を説明すると、この前3人に相談した後に、学校で瞳と瑠李が勝手に悠宇くんを呼び出して。
今は、私と悠宇くん2人きりみたいな。
いや、正確に言えば、瞳と瑠李が隠れて見てるから4人…

どうしよう。

もう言っちゃえ!

『あのね、実は…「そういえば俺も言いたいことあったんだった!あっ!話の途中にごめん。」

『大丈夫。先にどうぞ。』

「俺さ、初めて会ったときはお前のこと嫌な奴なのかなって思って、お互い第一印象は最悪だったと思う。だけど、話してるうちに良い奴だってわかって、だんだんお前に惹かれていって…好きになってた。小鳥遊、好きだ。もしよかったら、付き合ってほしい。」

えっ?
嘘⁉︎
夢じゃないよね。

自然に涙が流れて、頬をつたう。

さっきは、言葉が出てこなかったけど、今なら言える気がする。

「私も、悠宇くんのこと知っていったら、好きになっちゃって。それでそれで、沢山アピールしたのに、気づいてもらえなくて。だけど、どうしても諦めなれなかったの。好き…ううん、大好き。」