「いつも毎日告白されてモテモテだな」




後ろから声がする


振り向くと1人の男子…
いや、学校で一番人気がある




『桂山 司』…。(かやま つかさ)





なんでココに…?





疑問がある中
ものすごい勢いで笑顔を作り





「桂山君もモテモテじゃんっ!
私知ってるよ〜?今日も
告白されてたでしょ〜
桂山君には負けちゃうよ(笑)」



すると桂山は見透かしたような目で

「おーおー
そんなとびきりの笑顔ご苦労さーん
本当はそんな事思ってないくせに
よくそんなホイホイと言えるよな〜…」






ニヤっと不気味な笑みを浮かべる桂山。



!?

コイツ…

まさか私の猫かぶりが分かってるの!?
イヤイヤ、そんなわけない


私は全てが完璧だったはず…





「んーやっぱ驚いてるみたいだな」






私が何も言わないのを見て
手を組む桂山

ここはとりあえず知らないふりを
貫き通さないと…




「も〜何言ってんのー
冗談言わないでよ〜」




アハハと大げさに笑い
手をヒラヒラとふる。