「かりんー!宿題見せてー(泣)
忘れてた…」



「もー、仕方が無いなぁー」





ハイっと笑顔でノートを見せる。

〝ありがとう〜!心の友よ〜っ!〟と
叫びながらその子はノートを受け取る。



本心見え見えなんだけど…

本当は




『面倒くさいからかりんに頼もう』




て思ってたんでしょ?
顔に出てるんだけど。

私を何だと思ってんの?




教室に入ってくる男子に向かって



「おはよ〜!」



と営業スマイルで挨拶。



「かりんちゃん、
やっぱ今日もかわいいわ〜」



いつものように
男子が冗談ぽく言ってくる。



「アハハッ ありがとー」



だから私も女子に目をつけられない程度で冗談ぽく言う。


馴れ馴れしいんだけど。
うっとおしい

てか、かりんちゃんって何?
〝ちゃん〟って。





こんなつまらない会話で1日を
いつも過ごす。





で、きまって放課後は…



「俺、かりんちゃんの事好きなんだ。
良かったら付き合ってくれないかな?」




男子からの告白



今日の告白者はモテランキング3位の
男子かな?

友達と私をオとせるか掛けを
してるんだろうね。
きっと。

はっ、冗談じゃないわ
誰がお前なんか惚れるかっつーの




「ゴメン。そういう目で見たことなかっ たから…」




当たり前に断る。
これが私の1日