「もー!爽は馬鹿だなー」

口をパンパンに膨らませながら
怒る海。

「ん?あぁ。助かった。」

海は物心着いた時から一緒にいる。
だから本当の俺を知ってる。

「アイス奢りね。」

「冬にアイス食うの?」

「もちろん」

にぱ〜っと顔を歪める海。