「またまたぁー。いるくせに♪」

「だからいねぇって。」

....しつこい。

それでも龍陽はニヤニヤしている。

それに加え、他のメンバーも「なになに、彼女?」、「会ってみたいー」とか勝手に話を

進めてやがる。

ホントにこいつらすぐ調子乗るんだから。

まぁ...そういうところも、仲がいい印だけどな。

「はいはい、俺の遅れた理由なんてどうでもいいだろ。さっさと始めよーぜ。」

「もーうまいこと言って逃げたな!絶対あとで問い詰めてやるんだからな!」

龍陽にとどめをさされる。

あーもう、ホントにこいつはかわらねぇな。

そうして、俺たちは明日の仕事の撮影についての打ち合わせを行い始めた。