瞬side

俺の名前は三浦瞬。
バスケ部の副キャプテンやってる。


はぁー。またうっせーのきたよ。

本当めんどいんだよ。

「瞬くーん。今日遊ぼう!」

いつもと同じような放課後。俺のファンの女子80人くらいが歓声をあげる。俺はニコニコ接してるけどこういうのってうざい。


「ごめんね。今日は用事があるから、また今度ね!」



なにが遊べるだよ。

なんでお前らと遊ばないといけねーんだよ。


本当キャーキャーうるせー。
この高い声、

「瞬ー」

またかよ。

「なに?」

「どうしたの?瞬。そんな可愛い顔して。」

あー。偉人か…作り笑顔しただけ無駄だったよ。

「瞬はいっつも人気だねーー」

「うぜーだけ」

偉人ってのは小学んときからのダチってやつ。俺のこの性格ってか本性知ってるのはコイツだけだと思う。

「あ、時間やべー。るかと約束してるから行くな?」

彼女とかマジ必要ねぇし。
うざいだけ。



俺も帰るか。