ひかるside


木曜日。

今日は図書委員の仕事がある。

放課後るかと別れたあたしは急いで図書室へ

向かった。


三浦くんとは四人で遊んでから1度も会ってな

いから久しぶりに会う…んだけど…今日は三浦

くんに1つ頼みごとがある。


ーーガラガラ。



「あっ三浦くん久しぶり」



「あぁ」




「あ、のさ頼みごとあるんだけど、」



「面倒な頼みごとなら聞かない」


断られそうな気しかしないけど


言うだけ言ってみよう



「べ、んきょう…教えてくれないかな?」



「無理」



やっぱりね…


そんなはっきり断らなくても




でも作戦あるから大丈夫!



「なら…来週の木曜日からずっと補習だから三浦くん1人で仕事やってね」




「じゃあ教えるよ

って言ってほしいわけ?」




「ん?」





「お見通し。俺に1人で仕事やれって言ったら

教えてくれるとおもった?」





「思ってない」



はい、思ってました。




「俺嘘つく人嫌いだから」




バタン。




三浦くんは怒って帰ってしまった。



どうやら私すごいこと言ってしまったみたいです。