瞬side


日曜日。


そういや今日ダブルデートの日だっけ。


まぁ俺は行くつもりなんかねーけど…


まだ10時か…


布団の中に潜り込む俺。





まだ4月下旬だから肌寒いな、








ーーーーピーンポーン





っち。


こんな時間になんだよ。

ってまぁ…もうすぐ昼なんだけど



ーガチャ




「はい。」



ってなんで偉人がいんだよ。


「おっはよー。瞬。
お前ダブルデートすっぽかすつもりだっただろ?そんなことはさせない。」




はー。

なんだよ。



「俺行かねーし」



「そんなこと当日になって言われても通用しないね~!!」



偉人はニヤリと笑って俺の尻をたたく。


っ。

なんなんだよ。


コイツに反抗しても無駄だろう。



「どこ集合?」

俺がそういうとまたニヤリと笑って


「お前行く気になったんだな~?集合は12時にプラネタリウム!」




「間に合わないだろ。だいたいプラネタリウムとか子供すぎるし」





「はいはい。そんなこと言わない。俺さ思うんだけど…」



偉人は俺を見ながら言いたいけど恥ずかしそうな顔をする。




「きもい。なに言いたいの?」



「お前ひかるちゃんに惚れると思うよ?」



「はーーー?ないない」



本当勝手な想像しやがって。


なんで俺があいつなんかに。


話してる間に準備完了。


「おーー!瞬くん。イケメンだね~!?
よし。急ごう。」


俺はそのあと死ぬかと思うぐらい偉人に走らされたんだけど…