ひかるside



「ひっかるーー!今日は一緒に帰れるよね?」


「あ、るか!帰ろ帰ろ♡」


やっぱるか可愛い~。


「どうしたの?あたしに見とれた?笑っ」





そういいながらクスクス笑うるか。

うん。見とれてましたとも。



「あのさ、日曜日ダブルデートだって!」



ん?ダブルデート?あたし彼氏いないけど…


「あたし付き合ってるひといないよ?」



「うーん。まぁそうなんだけど…とにかくダブルデートね」


「誰と?」



「偉人と瞬くん」


えっ。

そんな…

なんかあたし…あの人苦手なんですけど、、


性格悪いし



「いや」



それだけは絶対いや!



「どうして?」


「嫌いだし…性格悪いし…」



「いい人じゃん!」


そうだった…

みんなに本性見せてないんだった…


「と・に・か・く!偉人に行くって言っちゃったから親友のためだと思って来て?ね?おねがい!」



「うん…わかった」



嫌だなぁ


あんな裏表ある人


ってか
「どこ行くの?」


「それはあたしたちで決めてって偉人が…」


うーん、


決めといてくれた方が楽だよー。


「どうする?」


るかが聞いてくる。

そんなこと言われても特にいきたいとこ…


「プラネタリウム!プラネタリウム行きたい!」



「えー?また?プラネタリウム好きだね。この前も二人で行ったじゃん。
でもまぁいっか。ご飯食べるとこもあるしお店もいっぱいあるし…」


「うん。そだね。」






「じゃあ決まり!偉人に電話しとく!」


あたしは小さいときからプラネタリウムが好きなのです。



あんまりダブルデートって気が進まないんだけど…