「すご…」
思わず口からこぼれた。
バスケをしている彼等にとっては、見慣れた光景かもしれない。
それでも、あたしは心臓の音が聞こえそうなくらいドキドキしていた。
「20分休憩!」
ゲームの反省をして、散らばったメンバーたち。
ほとんどが水分補給のために荷物の場所へ。あとは、トイレに行ったり…
「どーする?」
「えっ…あ、うーん」
「帰るー?」
「うん、帰ろ」
帰るため、体育館から出て、階段を降りた。
「愛ー!!!」
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