「・・・・こんの、バカ!!」






愛子に引っ張られひとけのない廊下へ連れてこられた。




そこへ着くと第一声に愛子に怒鳴られた





ヒィー!!




愛子が怖いよー!!



「あんたバッカじゃないの!!」





何したか分かってんの??と愛子に言われる。




「だってタバコ吸ってたから・・・つい。」




「つい、じゃないわボケ!」




パシーンッと愛子に頭をはたかれた。




イッタ!




愛子本気で叩いたよ今。




頭ヒリヒリする。




「ちょっと!聞いてんの??」




「わー、ごめんなさい!聞いてます聞いてます!!」





「あんた知らないでしょ。あの人達のこと。」




愛子が呆れたように言った。



え、あの人達って、どうゆうこと?




「あの人達はね、3年生なんだけどめっちゃやんちゃしてるって噂がたえないの。」




やんちゃって、どうゆうことだ??




「だから、あの人達は、悪で有名なの!
何人か病院送りにしたり、ほら、東棟の三階の窓割れてるでしょ?」




「えっ!あの人達だったの?」




「はぁ、ほんとに分かってなかったのね。」




だっ、だって知らないものは知らないんだよー。




「ほんとにあんた、健康オタクだよね。
ちょっと吸ったくらいじゃ病気にはならないから。」




なっ、それはわからんよ!!



「それでも、体には悪いんだよ!!」





「はいはい、・・・まぁ、さっきので目をつけられてなきゃいいんだけど。」


うっ、そうじゃないといいんだけど・・



「まぁ、大丈夫だよね?」



だって、ちょっと注意しただけだし。





きっと、大丈夫。













だけどその後、翼に思いもよらないことが起きることをまだ知らない。