「いってきまーす!」


そう元気な声で家を出た。



斎藤 翼【さいとう つばさ】
高校一年生
身長は150cmで茶髪にショート
特技は無制限に食べ物を食べれること
結構な怪力さん




早いもので高校に入学してから一ヶ月がたった。



学校にも慣れてきて友達もできた。



学校までの道のりを歩いてると後ろから声をかけられた。



「おはよ!翼!」



振り向くとそこにはあたしの友達、愛子が立っていた。


川村 愛子【かわむら あいこ】
翼と同じクラス
栗色のふわふわロングヘアー
かわいいのにサバサバした性格



「あっ、愛子おはよー!」


「ぶっ!翼何それ!」


愛子があたしの顔を見て突然吹き出した


「ちょっと、人の顔見て笑うとか!」


失礼だぞ愛子!


「だって、あんたそれ・・・!」


愛子が鏡を見せながら言った。


「?」


何かと思って鏡をのぞいた。


!!!!


な、なんだこれ!









そこにはあたしの顔にスーパーでよく見る半額シールがはってあった。




「なんでそんなのはってあんのよ。」



「あたしにも分からん!!」


どうりですれ違う人に笑われてたのか



はっ!!



さては兄貴が貼りやがったのか!?



くそ〜、兄貴めー




「てか、何であんた気づかないのよ。
鏡見たでしょ?」



「いやー、今日は時間がなくて・・・」



みるひまなかったんですよね。



「はぁ、あんた女なんだから鏡くらい見なさいよ。」



愛子が呆れたようにためいきをついた。




「えー、あたし女じゃないし〜」



「またそんなこと言って。」



だってしょうがないじゃんあたしは怪力で大食いだし、女の子扱いされたことないんだもん。