「あははっ!そーなの?!もう…」
私は長月奈緒香。
中学三年で、今年卒業。

キーンコーンカーンコーン…

「やばっ!奈緒香!なったよ!!」
「美優!やばいよ!早くっ!」

…美優。私の大親友。
いつも仲良くしてくれて
いろいろしてくれたから大好きなんだよね…

「えー。今日は転入生がうちのクラスに
入るので仲良くしてください。それで
入ってください。どうぞ」

ガラガラっ…

「はじめまして…えっと…私は長井未来 です。よろしくお願いします…。」

ガタッ!

「未来…?」
「奈緒香!久しぶりっ!」

会えるなんて思ったなかった。
あの時、確か''お別れ''したのに。

「奈緒香、あの時はごめんね?」
「未来、どうしてあの時、またねっていってくれなかったの?」

私にはそれがどうしてかわからなかった。
あの時というのは小学二年生の時、
未来が引っ越した。
しかも東京に。
なのに…なのにっ!
私は東京に送る時、私は行くことができなかった。
そしたら、郵便で手紙が届いた。
''未来だよ。いつも仲良くしてくれてありがとう。でもね、お父さんの転勤で東京に行かなきゃダメなの。でも、きっと会えなくなっちゃう。だから、ギリギリまで待ってたの。奈緒香のこと。でも来てくれなかったから手紙を書いたの。住所は下のやつね。またね。じゃあ、だめだから、ごめんね。さようなら。」

こんなてがみだったから。