朝練が始まった

陸上部の翔太はグラウンドに行って、
うちと琴音は音楽室に向かった。

部長が点呼したあと、各自楽器を出して音だし。

うちもフルートを組み立てていると
向こうからだれかやってきた
「優香せんぱーい おはようございまーす！」
後輩の美穂ちゃんと桜ちゃんだった。

美穂・桜「あのーこのリズムはこうですか？
　 ～♪」



優香「あーそれはねー ～♪ だよー！ 」

美穂・桜「ありがとうございます！」

そう、うちのパートは2年生がうちしかいない。

3年生がいない2月の今、
うちがこの子達をきちっと育てなきゃいけない

それに来週の演奏会はソロもあるし
今は部活に打ち込まなきゃ！


でも そう自分に言い聞かせて
雄太くんから逃げてる自分もいる

やっぱ両立させなきゃ！
・・・・でも・・

深いため息をついた。

美穂・桜「先輩大丈夫ですか！？」

優香「ああ うん ごめんね
　 大丈夫だよ～」

だめだ！今は部活、部活！
しっかりしないと！