今日は学校!

元気だしていこ!

小鳥のさえずり、シャキッっとなる庭の霜柱
すべてが心地よく感じた

お日様も微笑んでるように感じた

鼻歌交じりで登校する

朝練では昨日のソロを先生にほめられた!!!

先生はスパルタでなかなかほめてくれなかったから
かなりうれしかった!

琴音「よかったじゃん!」

優香「うん!
  めっちゃうれしい!!」

部活や友達といる時間が楽しくて
昨日の悲しさを忘れそう!

だってまだ振られたわけじゃない!自爆だって!


なんかいいことありそう♪


授業中

光希「ほんと琴音ちゃんがさー」

優香「あー はいはい。」
隣の席の光希くん
琴音と付き合うことになったからって
さっきからデレデレな話ばっか

正直やめてほしい

後ろの席の千尋も苦笑い

小さな、うちにしか聞こえない声で
「やめてほしーよね」
と千尋が言った。

うちは小さくうなずいた

光希くんの話を聞くのが嫌だったので
授業に集中した

で、光希くんは先生にうるさいって
おこられてた!

ドンマイ!w

千尋と目を合わせて笑った。


授業が終わった後、光希は話の続きをはなしかけた

すると、
翔太が
「いいかけんに自慢はやめろー!光希ー!リア充め!」
って冗談交じりでとめてくれた

おお さすが。

千尋「ねえ、翔太くんってかっこよくない?」

優香「は?そお?」

千尋「優香はずっといっしょにいるからわかんないんだよー♥」
くりくりの瞳を輝かせる

千尋「うちが祐介くん好きなときから協力してくれてるし!」

優香「祐介くんのことは吹っ切れたの?」

千尋「うん!あれだけきっぱり断られたら、さすがに・・」

優香「ご ごめん・・」

千尋「ううん♪全然いいの!
  だって今は翔太くんぼほうがいい!」
色白の肌をピンクに染めた

優香「は?がちで?」
目が点になる

千尋「ガチ!」
普段千尋が舞い上がらないとしないような言葉遣い・・・

ほ、本気だ・・

優香「が、がんばって!」

思ってもみなかった。

でもよく考えると
やさしい翔太とかわいくて女の子らしい千尋
お似合いかも

なんか胸がキリキリする?
うらやましいのかな・・・
それとも幼馴染をとられたら嫌なの?

うちって醜いやつ・・

千尋のこと応援しなきゃ!


そらは灰色のくもに包まれていた。