『兄さんなんか大っ嫌いよ・・・。

 ・・・そんなのウソ・・・

 私も兄さんと同じ気持ち・・・。

   ・・愛してる・・    』



…これは夢だろうか。


…このアドレスは、オレが愛海にやったワインレッドのスマホの物。


・・・愛海も、オレを愛してくれてるのか?


ガタッ。

オレは席を立ちあがった。