『加恋。病院行こう。』

『ううん。私は行かない。裕二が行ってあげて。』

『ああ。わかった。』

俺は○○病院まで走った。

途中転びそうになったけどどうにか持ちこたえて走り出す。

苦しい。

ーー絢!待ってろ!今すぐ行くから!

俺は病院の中に入りダッシュでエレベーターに行き6階をプッシュした。

ポーンッ。

聞き慣れた音と共に扉があく。

俺は走って走って601号室に行った。

俺は息を整えてから部屋に入った。

俺は真っ直ぐベットの方へと向った。

するとベットの上にはまるで死んでいるんじゃないかと思うほど、全然動かない。

その瞬間後悔と怒りがふつふつと湧いてきた。

くそっ!!もう遅かったのか!?

俺は絢を…失ってしまうのか?

頼む目を開けてくれっ!

また笑ってくれ。

俺を置いて逝かないでくれっ!!

俺は俺はずっと…絢が好きだ…。