私に味方はいない。みんな敵ばかり。

裕二、もう助けてもさよならも許しても言わない。

もうこのまま、苦しみながら生きるしかない。

苦しい。辛い。死にたい。死ねない。

私は涙を流していた。悠斗くんとも話してない。

なぁんだ、私裏切られたんだ。

私本当に馬鹿だったんだ。

誰でもいいからタスケテ。

毎日蹴られたり殴られたりするうちに体が麻痺したのだろうか、痛みなど一切無くなったのはもう2週間ほど前から。


私の前に広がる世界は灰色。

裕二と居た時はまだ色があったのにな。

どんどん世界が歪んでいく。

ポロポロッ。

『うっ…ひっ……ふぇ……』

溢れ出した涙は簡単には止まらない。

ポロポロッ

私から希望を奪った悠斗くんはもうどこかに消えてった。

私は完全に捨てられた。

バカで最低だから自業自得だよね…