だんだん、悠斗くんにも蹴られたり殴られたりすることが増えてきた。

私を蹴る時の悠斗くんの目はまるで氷のようでとても怖かった。

もうだれも助けてはくれない。

もうだれも信じない。

加恋にも悠斗くんにも裕二にも美咲ちゃんにも裏切られた。

みんなみんな大っ嫌い。

それより自分のことが1番嫌い。

私なんて消えればいいのに。

死にたい死にたい死にたい死にたい。

そんな感情がだんだん私を支配していった。

美咲ちゃんと裕二はとってもラブラブらしい。加恋にも彼氏が出来たらしい。

私は?この1ヶ月で何が変わった?何か嬉しいことあった?

なんか私が全部美咲ちゃんや裕二や加恋や悠斗くんの悪い事を請け負っているみたい。

私はもう泣けないし笑えない。

私はもう本当のお人形になりかけているみたいだった。

もう蹴られたりしても痛くない。

全身アザだらけで、私が生きている意味はあるのか?とさえ思った。

私はだんだん壊れていった。

もう何もかもがめんどくさい。

生きていることさえも。