ごめんなさい。裕二。
優しいあなたを私はまた裏切ってしまうのね?
最低でごめんなさい。
『悠斗くん。もう言ったの?裕二に』
『ああ。すっごい悲しそうな目で何でたよっ!って言ってたぜ?』
『そうなんだ。』
私は心臓をギュッと掴まれたように苦しくなった。
『どうした?』
『いやなんでもない。』
怖い怖い怖い怖い。
ただの恐怖心しかない。
私と悠斗くんの間に恋愛感情など一切ない。
私が抱くのは裕二が助けてくれるんじゃないかという思い。
でもその思いは数日後簡単に打ち破られた。
美咲ちゃんと裕二が付き合っているとゆう噂がすぐさま広まった。
私の期待、思い、願いは全部無くなった。
私は涙も流さずただぼぉっと時が過ぎるのを何にもせずにまるでお人形のように過ごすのが毎日になった。
悠斗くんとは特に何もせず1ヶ月たった。
私はいじめられるようになった。
また裕二くんを裏切ったなんて最低!
まぁ裕二くんには美咲ちゃんがいるからもうあんたなんかに見向きもしないわよね。
死ね!ブス!消えろ!
そんな言葉を毎日毎日言われ、私の体にはどんどんアザが増えていった。