今日は日曜日。

私が家で犬と遊んでいると…

ピンポーン。

玄関のチャイムがなった。

『はーい。』

誰だろう?加恋かな?と私は歩きながら考えていた。

ガチャッ

『よっ!絢!』

『ゆっ裕二!!』

なんで裕二が?

なんか約束してたっけ?

『あのさぁ。裕二?
私なんか約束してたっけ?』

『いんや!してねぇ!』

『ん?じゃあなんで?』

『うーん、ドッキリ…かな?』

なぜ疑問系?まぁいっか。

『で、どうしたの?』

『いやいや。
どっか行こってお誘いに。』

『ふぅん。えっとそれって…『えっと今日はどこに行く?』』

『どこでもいーよ?』

『んーじゃあぶらぶらするか!』

『ん!わかった。ちょっと待って着替えてくる。』

『わかった。』

私は階段を駆け上がり、

デニム生地のワンピースにブーツという格好に素早く着替え、お母さんと妹に
友達と遊んでくると伝えて急いで玄関から飛び出した。

バタン!

『あのっ!お待たせ!』

『はやっっ!』

『まぁね!超特急で着替えたし!』

『んじゃあ行きますか。』

『ん!』



私達は暖かい風に包まれながらゆっくりと歩いて行った。

そのとき私達は気づかなかった。

私達の後をつける黒い影に…。