この教室に悠斗くんが…

『ここだよ?今、悠斗は荒れてるから。

気をつけてね?』

『ありがとう。』

『ごめんね?ひどいこと言って。』

『いーよ?もう終わったことだし。じゃあね?』

『うん。』


ガラガラッ!

『誰だ!』

『私だよ。覚えてるよね?』

『なんだ、泥棒猫か…』

『なんでここがわかった?』

『さぁね?』

『馬鹿にしてんのか?』

『……してないよ?
それより、美咲ちゃんを解放してあげたら?』

『あいつを縛ったことはないとおもうが?』

『美咲ちゃんは!悪口なんか言わないいい子なのに!あんたがあんたが変なこと命令してやらせたんでしょ?』

『は?俺はなんにもやってねぇよ?あいつが勝手にやっただけじゃねーか』

『違う。あんたはいいわよね?悪いのは全て美咲ちゃんってことになってるんから!』

『はぁ?本当に悪いのはあいつなんだから間違ってねぇじゃねぇか。』

『サイテー。美咲ちゃんが可哀想だよ?』

『っ!!お前に何がわかる!』


ドンッッ!!


私は突き飛ばされて壁にぶつかった。

『っあっ!痛っっ!』

背中を打ち付けた。

バンッッ!

悠斗君が放った拳は私の顔の左に打ち付けた。

悠斗君が行った。

『これ以上踏み込むな。踏み込めば殺す。』

低い低い声でそう言った。

ガラガラッッ!!


ダンっッ!