裕二はスタスタと中に入って行く。
私はビクビクしながら、中に入るとかなりひんやりとした空気に包まれた。
『寒っ…。』
裕二は先に行ったのかもう見えない。
『んもぉっ!置いていくなんて…。』
私はぐちぐちと裕二への文句を言いながら進んで居たらすっかりここがお化け屋敷だってことを忘れてしまっていた。
私は肩をトントンとされたから裕二かなっ?って振り返ると骸骨がそこに立っていた。
『いっ……いやあぁっ!!』
私は悲鳴を上げながら走った。
すると今度は何かにぶつかった。
『ひっ…。』
私がぶつかった相手は…、
口裂け女。
どんどん近づいてくる。
『いやあっ!来ないでぇっ!』
私はそう叫んでまた逃げ出した。