そして、数分後…。
『はぁ…、楽しかったねっ!!』
『ああ、そうだな。』
私は乱れた髪を整えながら行った。
すると裕二は意地悪な笑みを浮かべたかと思うと、じゃあ次はあれだなとか言い出した。
私は裕二が指差したその先をゆっくりと辿ると…、
そこには私の大っ嫌いなお化け屋敷があった。
『裕二…、本当に行くの?』
『ああ、そうだけど?』
『ほっ本気?』
『ああ、そうだよ?
あっ…まさか…、お化け怖いの?』
『ぶはっ!別に怖くなんか…。』
『ぶはっ!って何だよっ。ウケる。』
『ウケないでっ!』
『で?どうする?
行く?行かない?』
『んもぉっ!行けば良いんでしょ!?行けば!!』
私は半分やけくそに言ってしまった。
裕二は一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに意地悪な笑みを浮かべながら笑って居た。
私は完全にはめられたとおもった。