「絢?」

私は暗い暗い部屋に1人でいた。

「絢?」

彼が呼んでる…。

でも、もう振り回されるのは嫌。

だから…、早く美咲ちゃんと幸せになれば?

早くっ…、幸せになってよ…。

じゃないと私が苦しいだけじゃない。

私じゃ無くて美咲ちゃんが好きなんでしょ?

なら悩むコトなんて一つも無いよ…?

私のコトはもうほっといてよ…。


もう…、楽になりたいよ…。


ねぇ、誰か助けて…。


この暗闇から救い出して…。








誰か……。