私はパフェを頼み、愛お姉ちゃんはカフェオレを頼んでいた。

私は甘いものが大好きだ。

愛お姉ちゃんはあんまり好きではないらしく、カフェオレを飲んでいた。

愛お姉ちゃんの席からはデパートの出入り口が見えているらしい。

しばらく、雑談をして私も愛お姉ちゃんも食べたのでゆっくりしていたら、愛お姉ちゃんが私の後ろをジッと見つめていた。

私も気になって後ろを向くと…、

後ろには………、


裕二が美咲ちゃんと立っていた。

裕二は私達には気づかず、美咲ちゃんと笑いあっている。

分かってたはずなのに…、辛い。

やばい…、泣きそう。

だんだん視界が歪んでくる。

裕二がゆっくりとこちらを向いた。

そして…、運悪く裕二に見つかった。

裕二はゆっくりとこちらに近づいてくる。

私は愛お姉ちゃんにちょっとお手洗いにと言って席を立ち、裕二と美咲ちゃんの隣を走って通り過ぎた。