予定は決まって帰る時間。
翔くんは家まで送ってくれた。


大丈夫だよ!
って言っても暗いからって。


本当に優しいなぁ。
そう思うたびにまた好きになるんだ。


「ありがとう!
帰り気をつけてね。」


家の前で私たちはばいばいする。


本当はもっと一緒にいたい。


でももう遅いし我慢だよね。


「郁!」


呼ばれて振り返った瞬間
翔くんは触れるだけの優しい
キスをしてくれた。


すごく恥ずかしかったけど
そのおかげで寂しさがなくなった。


「おやすみ!」


そう言って走っていく翔くん。


暗くてよかったぁ//
急にキスされたから絶対に
変な顔してたもん。