二人はぞくぞくした。

「聞いた?」
TはMを見つめた。

「うん、聞こえた……」

「次、Mかけなよ」


Mはダイヤルを押した。


沈黙の後。

ピッ、ピッ、ピッ、ポーン

ピッ、ピッ、ピッ、ポーン


「19サイ、19サイ……。オカモト エイジ、オカモト エイジ……」