「今は蒼井瞳ね、…久しぶり響。」


覚えていてくれた。
それだけで思わず笑顔になる。


「ハハッ良かった、忘れられてるのかと思った。」


「忘れるわけないでしょ、ずっと一緒にいたんだもん。響こそよく分かったね…名前変わってるのに。」


「ずっと瞳って呼んでたしな。それより俺達同じクラスなんだぜ。声くらいかけてくれればいいのによ。」