「……何?」





朔がいきなり口を開く。






「さっきから思ってたんだけどさ……心愛って、だいたーん」




ノリだろうけど恥ずかしがる素振りを見せる。




大胆?





あたしは今の体勢を確認する。





「ん……?ファッ!?」




そう言えば、あたし朔に飛びついたんだった!




あたしは、朔を押し倒し、その上に乗っかっていた。





自分がこんな体勢をしていたのかと思うと顔が真っ赤になった。




「てか、頭いてーんだけど」




「ごっ、ごめっ!」





あたしはさっきのことを思い出した。




だから、音が鳴ったんだ。