パラパラとページをめくったあと、

陽一は俺にあるページを見せた。



「あ…」


それは、俺が小学校に入ったばかりの頃の写真。


星より幼いものの、似ている気もする。


特に、目はよく似ていた。



俺は、こんな目をしていたのか…?



写真の中の俺は本当に綺麗な目をしていた。


…そういえば、あのとき…


あることを思いつき、俺は窓辺に駆け寄った。



もしあれが夢ではないなら、


窓ガラスに残っているはずだった。