「へー、一人部屋なんだ。」


陽一はずっとキョロキョロしている。


「いい加減おちつけよ。」


ジュースとコップを持ってきて、

俺は部屋のドアを閉めた。



親父は出かけている。



「葉月、アルバム見よーぜ。

絶対にてるって。」


こいつ、ただ見たいだけなんじゃ…


別にそんなに写真もないから、

俺は陽一にアルバムを与える。



「ほら、これとかは?」