陽一が俺を指さした。


「小さい頃の葉月みたいじゃん?」


はぁっ?!


「葉月、綺麗な目だし。」


ちょっと待てよ!


おかしいだろ、そんなの!


陽一はばか正直だから、


冗談か本気かわからない。


ってか、そんな恥ずかしい台詞、

よく平気で言えるよな。



「よし、じゃあ葉月の家に行くか!」


元気に歩き出す陽一の背中を、

俺は慌てて追いかけた。