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夕暮れ。


そこは、俺の家の近くの坂道。


電信柱のかげから、白いものが近づいてくる。


美しい毛並みに、澄んだ目の…



……猫?



あれ、昨日は犬だったのに?


でもその瞳は吸い込まれるように綺麗で。


確かに、昨日のちびすけなんだ。


子犬だと思っていたけど、子猫だったのかな…?


とたんに、記憶に自信がなくなる。


そんな俺に構わず、子猫はのんびりと

後ろからついてくる。