俺は、自分の感情が冷えきっているのを感じた。


親父の言う言葉はめちゃくちゃだ。


母さんもそれを知っているのだが、

さすがにイライラしているようだった。



熱がさまるのを待って、リビングへと向かう。


「葉月。」


親父が、俺を呼び止める。


「席次は?」


………チッ


情報のはやい奴め。



俺は無言でポケットから紙切れを出した。


それを見る親父。