用事を済ませ
教室へ行くと

佐久間くんは、なにやら
携帯を見て幸せそうであった


どうしたんだろう。


「佐久間くん、これ」


「ん?あぁありがとう。」

「いいえ、それよりなんか嬉しそうだね」

と言って佐久間くんの前の席に座る

「え?顔に出てた?
これ、みて」


と、赤ちゃんの写真を見せてきた

久美ちゃんの言葉がよぎる



「隠し子?笑」

佐久間くんはクスクス笑いながら
姉貴の子供さっき生まれたんだって言った

こんな顔するんだ
思っていた以上に優しい声で




少し驚いた