「・・・行かないよ・・・行けないよ」
「・・・無理。離せない・・・離さない」
ひろくん・・・どうしちゃったの?
私はもうわかんなくて
ひろくんがわかんなくて
でも
小刻みに震えているひろくんをほっとけなくて
私もそっとひろくんの背中へ手をまわした
「佳奈・・・もうそっけなくしたりしないから
お願い・・・離れないでよ」
「ひ、ひろくんっ・・・ほんとぉ・・・?」
「うん、約束するから。・・・佳奈愛してる」
「ひっひろ・・・くんっ・・・うぅっ・・・ふっふぇっ・・・ズズッ・・・」
私は涙が溢れてとめられなくて
でもとにかくひろくんが大好きだから
その想いを込めて強く強くひろくんに抱きついた
「佳奈、もう1回俺とやり直してください。」
「・・・はい。」
私はもう1回ひろくんを信じる
・・・信じれる
世界で1番大好きな彼だから
「ひろくんっ・・・起きて」
私はあの日からひろくんを起こすようになった
なぜならひろくんは超低血圧で起きるの苦手
じゃあなんでいつも私より先に起きれたのかすごく謎
冷たくなる前も先に起きてたから
「ん~チューしなきゃ起きない」
「なっ////毎日じゃん!」
「うん、佳奈のチューで起きたいもん」
そして新発見
ひろくんはすごく可愛い
これは付き合ってるときも知らなかった事
でも、なんだかんだで
チュッ
チューしてしまう
「またほっぺ~?」
そう、ほっぺに。
「恥ずかしいもんっ//」
「かーわいっ!」
ギュッ
そしてキス魔で甘えん坊で
よく抱きついてくる
「もう、はやくコーヒー飲んで支度して」
でも相変わらずコーヒーが朝ご飯
朝食べるの好きじゃないみたい
そして家を出る前必ず
「いってきまーす!」
「いってらんっ・・・んんっ・・・」
「いってきますのチュー」
・・・をされるようになった
「っ////いってらっしゃい!///」
そっからは相変わらずお互い仕事で忙しく
帰ってきたらただいまのキスをされて
私のご飯をおいしいおいしいと食べてくれて
そして最近では
「お風呂はーいろ♪」
・・・と誘われる
「い・や!」
・・・と断っても
「いいお湯加減だね。」
・・・と一緒にはいらされる。
そして体を拭いたら
ベッド行き
・・・そこからはご想像にお任せします
「かーな♪・・・愛してる。」
甘えた声で呼んだと思えば
低い声で耳元で呟くひろくん
「うん//私も・・・だけどね?///」
「ん・・・?どーした?」
「どーした?じゃなくて・・・今テレビ見てるじゃん。//」
「うん、それが?」
おぉ、どうしたものか・・・
「体制はなれてきたけど今愛してるとかいう?//」
自分で言って恥ずかしい。
あの日からくつろぐときは
ソファでひろくんが足を開いて
その間に私が座るっていう体制になった
でも、愛してるなんて///
「佳奈を愛してるんだもん、いいだろ?」
「い、いけど・・・」
「なら、いいじゃん?」
私の負けだ。
「むぅ~。」
私はちょっと拗ねたふり。
「かーなぁ?」
「なっ、なに。」
「佳奈は俺のこと愛してないの?」
「なっ//私もって言ったじゃん」
「ちゃんといわなきゃわかんないよ。」
むっ、いじわる。
「ねぇ、どっち?」
子犬みたいな顔して~・・・
「あ、あい・・・愛してる・・・よ///」
「・・・知ってる」
そういってふいっとそらされた顔
え・・・?