ねぇ・・・
本当に・・・
私のこと・・・好きですか?
私、寺井 佳奈 21歳
同棲中の彼氏、天宮 宏樹 21歳
そんな彼との1日
朝は勝手に起きてる
朝ご飯はコーヒーのみ
1日のさいしょの言葉は
「おはよう」
二言目は
「いってらっしゃい」
そして次は
「おかえり」
最後が
「おやすみ」
それだけが会話
会話じゃないか、挨拶か
いや、挨拶でもない
だって彼の返事は
全て「・・・ん。」のみだから
そして、
そんな関係がはじまったのは2ヶ月前から。
私たちは
付き合って2年同棲はじめて1年くらい
ちなみに私が彼にやることは
夜ご飯をつくるとお風呂を沸かすのみ
夜ご飯だって会社の付き合いってものがある
だからいらないときだってあるわけで
夜が遅いときは
お風呂のお湯も冷めててはいれない
私たちなんで一緒にいるんだろう?
「もう別れちゃいなよ!!!」
そういってくるのは会社の同僚で親友の千尋(チヒロ)
「うーん・・・」
私は千尋にさっきのこと全てを話した
そして別れをすすめてくる
「もうこれ以上佳奈が苦しむ事なんてないじゃん!」
千尋が私のために言ってくれてること分かってる
でも・・・
「好き・・・なんだもん」
そんな彼でも大好きだから別れなんて選択なかった
「好きだから振るの!佳奈に甘えすぎ。」
甘やかして駄目男になってもいいの?とつけたした