私が昇降口前で息を切らしていると
後ろから、

「ゆなーーー!」

と呼ばれた。

あっ、この声は

「留利ちゃん!!!」

「ゆな、あんた朝から何息切れしてるの?
もしかして歩くのも困難になったとか?」

「ちがうもん!留利ちゃんひどーい!」