君との出会い
---翔と出会ったのはいつだったかな...
翔---私に、たくさん話してくれて、たくさん笑顔を見せてくれて、ありがとう。
翔に会えてあたしは変わった...と思うよ。
変わったんじゃなくて、翔が変えてくれたの。
翔、本当にありがとう。
~華奈side~
---ちょうど一年前、桜咲く季節にあたしと翔は出会った。
私は横山華奈、今日から高校2年生。
『おっはよーん!!』
「のわっ!」
「危ないじゃん!...おはよー!」
もう少しで転ぶところだった...。
朝から抱きつくくせ直して欲しい。まったく。
朝から抱きついてきたのは、
朝倉みなみ。
私の友達で一番信用している。
私は人を信じるのが苦手。
人は、簡単に裏切るから。
『ねえ!今日ね転校生来るんだって!』
あぁ、そんなこと言ってたような。
「誰...?」
『わからないけど、一個上でとってもイケメンらしいよ!!』
でた。みなみのイケメン好き。
呆れる...まったく。
「まさかあんた…狙わないよね。」
『え…。あ…いやー、その…。』
図星。
「あんたイケメン好き直しなよー。」
『…はい。ごめんなさい。』
『でもイケメンなら絶対好きになっちゃうよー!!』
「みなみの周りたくさんいるじゃん。男が。」
『えへ...。』
はぁ。。
『華奈も絶対好きになるよ!!』
「なりません!!」
『...ごめんなさい。』
---好きにならないなんて嘘だったね。
あたしは会った瞬間好きになってしまった。
転校生...翔の事を。
転校生の話をしながら教室に入った。
『『『『おはよー!』』』』
「おはようー」
クラスのみんなに返事をし、席についた。
---眠い。それにしても眠い。
屋上行こうかな...。まだ時間あるし。
「みなみ、あたし屋上行ってくる」
『いってらっしゃい!』
「はいー。」
あたしは屋上の扉を開け、景色が見える位置に座った。
「綺麗な空。」
と独り言を言った。
空を見ていたら眠くなってきたから授業始まるまで寝ることにした。
「...ん。今何時だろ...。」
『今4時だよ。』
「え...。えぇぇぇぇぇぇぇ!!」
勢い良く起きると今さっきまで青かった空がオレンジ色になっていた。
ん...?
「誰かいるの?」
あたしが今何時っていった時返事が聞こえた。
『俺!!』
---だから誰。
ひょこっと顔を出した男がいた。
『俺、今日転向してきた前島翔!!よろしく!!』
うっわ...美少年。
ニカッと翔は笑った。
『君は?』
あ、あたしもしないとか!!
「横山華奈...よろしく!」
『華奈か...。よろしくな!つか、何年?』
「高校2年生。だから翔の一個下。」
翔はおお!と言った。
---これが私と翔の出会った時。
あたし屋上行ってよかったって今でも思うよ。
行かなかったら翔に会わなかったから。
翔~side~
俺はクラスで勉強して、いろんな意味で疲れたから屋上に行った。
勉強も疲れた。けど一番疲れたのは
休み時間。
クラスの女達がこっちに来て
「どこから来たの〜?」「彼女いる~?」「好きな人いる~?」「なんでこんな田舎に来たの~?」
んな事を質問してきて、答えなきゃ悪いから
曖昧に答えたけれど。うるさくて。うざくて。
それが一番疲れた。
「はぁ...」
と溜め息を漏らし、屋上に来た。
ん...?
女がいる...?
こっそり見てみるとその女は寝ていた。
うっわ...美少女。
何年生だ...?
起きてから聞いてみるか。
そのこが起きるまで俺はずっと空を見ていた。
『...ん、今何時?』
起きたか?
「今4時だよ!」
『え...。えぇぇぇぇぇぇぇ!!』
うわ。びっくりしすぎ...。
『ん...誰?』
そりゃそうだ。
「俺!!」
といい
その子の方を見た。
その子はやっぱり美少女で...。
びっくりした。
『誰?』
「俺、今日転向してきた前島翔!!よろしく!」
その子はびっくりした顔をして、その子も名前を言った。
『横山華奈...よろしく。』
なんかさっぱりしている...。人を信じられないような顔をしている。
俺は聞きたかった質問をした。
「何年?」と質問をした。
『高校2年生。』と言った。
一個下...。
---俺は屋上に行ってよかったと思う。
行かなかったら会えなかっただろう...。
華奈に...。
だけど、今ではもう一つ思うことがある。
---俺に会わなければ華奈は、苦しい思いをしなかった。辛い思いをしなかった。華奈をめちゃくちゃにしたのは俺のせい。
と。なぜ、そう思うってなるでしょ。みんな。
そう思い始めたのは、あることが起きてから---