初恋~大切な君へ~。




『おっはよー華奈!!』



「おはよーみなみ」



注意をしていたら、抱きつくくせは直った。



『華奈....いいの?自分の気持ち伝えなくて。』


「いいの。今更言ったって翔と舞さんを困らせるだけでしょう?」


『華奈....。』



「みなみ!卒業式終わったらご飯食べに行こ!!」



『ふぇ?....わかったよ!! 』



みなみは今でも心配してくれている。



みなみもごめんね。



そしてありがとう。





あたし達は学校に着き、卒業式の最終チェック。



『みんなー!!もう着席しとけ!!』



着席....。


『華奈....いよいよだね!!卒業式。』


「私が出ますふうに言ってるけどあんたは出ないんだからね」



『はーい。』



卒業生が学校に着き準備をしていた。



『今から平成2〇年度○○高校...卒業式を始めます。』



と始まった卒業式。




---------------------............................



『卒業生退場。』



3時間くらいに及ぶ卒業式は終わった。



あたしは教室に戻るため歩いていた。



『ちょっときて。』



誰が言ったかは一瞬にしてわかった。



翔だ。




翔に腕を引っ張られ来たのは屋上。



「卒業おめでとう!!」



『ありがとう。なぁ、華奈...俺の今の気持ちと俺の過去聞いてくれるか?』



「うん。」



あたしは翔の気持ちと過去を聞くことにした。







「まずは俺の過去。」



俺は卒業式を終え、華奈に気持ちと過去を言うことにした。



「俺は小さい頃、親を亡くしてる。今はおじさんおばさんのところで暮らしてる。親は俺を庇って交通事故で死んだんだ。俺がボールを道路に出しちゃってボールを取りに道路に出た。トラックが来るとは知らなくてさ、
俺はトラックが来てると知って道路に立ち尽くした。その時に親が俺を庇い事故にあって死んだ。」



「俺のせいで親は死んだ。」



華奈を見ると、泣いていた。



「それから自分がずっと憎くてしかたがなかった。だから自殺だってしようとした。リスカだってしようとした。けどやめたんだ。
親は、俺を庇って死んだ。だから親の為にも俺は生きなきゃならない。って思ってやめたんだ。」



『...うん。』



「それから俺は、自殺しようと思わなくなったし、生きようと思った。そして、笑顔でいようと決めた。」



「これが俺の過去。」


『...話してくれて

...ありがとう。』



「次は俺の気持ち。」



「俺は、華奈に避けられてるって気づいて辛かった。理由は言わなくてもわかるよ。舞から聞いたから。だいたい。」


「...おれ、華奈が好きだったと思う。だけど舞がいる。だからちゃんと伝えられないけど。」



『うん。』



「今までありがとう。これからもよろしくな!!」



『うん。』








さようなら







翔の過去を知り、次はあたしの番。



「翔、あたしの過去も聞いてくれる?」



『うん。』



あたしは舞さんに言ったのと同じように翔に過去を話した。



すべて話し終わったあと...


『華奈も辛い過去があったんだな。』



「うん、」



「あたしの気持ちも聞いて。」



『うん。』



「あたしも翔が好きだったよ!!ずっと。初めて会った時から!!あたし翔の事諦めたから...舞さんと幸せになってよ!!」



『うん。』



あたしは笑顔でそう言った。



「翔...今までありがとう。そしてごめんなさい。翔には沢山謝らないといけない。そしてこれからもよろしく!!」



『うん。』




あたし達は、最後まで笑顔だった。





華奈の過去を知り、華奈の気持ちを知り、


二人で笑い、最後の時も二人で笑った。




---俺はであった頃と同じように...


「俺!!前島翔!!よろしくな!」



華奈はびっくりしながらも


微笑み、



『横山華奈...よろしく。』



そう言い二人で笑いあった。




「華奈...今までありがとう。これからもよろしくな!!」



『翔...今までありがとう。これからもよろしくね!!』




『「そして...さようなら。」』




二人は笑顔で言い



屋上を出た。



『翔....さようならもそうだけどまた会えると願って....またね!!バイバイ!!』


「華奈....さようなら。いや!!またな!バイバイ!!」



俺らは笑顔でさようならをした。






---あたしはね、翔。高校三年生になったんだよ。


翔...今、あなたはどこにいるの?


舞さんと幸せにしていますか?



あたしはずっと翔の幸せを願い続けてるよ。



「翔...に会いたいな。」



なんて...。



独り-『なに?今俺の事言ったの?』



「え...。空耳か...。」



『いや。ここにいるし!!』



声のするほうを見ると


会いたい人が居たんだ。



「翔!!」



『華奈....!』



---今あなたには好きな人がいますか?



いるなら、勇気を出していってください。


言ったことに胸を張って。


言ったこと---けして無駄にはならない。


みんなの幸せを祈ってるよ。


~初恋~大切な君へ。


.+*:゚+。.☆END.+*:゚+。.☆


皆様。ここまで読んでくれた皆様、少しでも読んでくださった皆様!!



読んでくださりありがとうございます!!



初作品だったので....難しいこともありました。


だけどなんとか完結いたしました!!



この~初恋~大切な君へ。は、私の実話をもとに少し変えながら書いた作品です!!



最後....再会しましたね!一年ぶりに!


あの後どうなったんでしょう....。



みなさんには好きな人がいますか?



最後に華奈が言ってましたね!!



あれはあたしが思ったことすべて書かせていただきました!



言ったこと無駄にはなりません。必ず。



言わずに後悔するより



言ってから後悔しましょう。



私にはいう勇気がなく、伝えることはできませんでした。



今でも後悔しています。

だからこそ伝えたかったです。みなさんに。


さぁそろそろ終わりますね。書くと長くなっちゃうので。(笑)


みなさんの恋が成功すること祈っています。



みなさんの幸せを祈って....。



2014.2.17

*airi*

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