あたしはその鍵を受け取ると、店を出た。 そして向かった先は…1つのホテルだ。 …といっても、元ホテル。 今はさっき話してたオーナーの所有物。 潰れそうなのに、何気お金あるのね。 あたしは、週3回くらいそこに泊まってる 普通所有物だからと、お金取るらしいけどオーナーはあたしのことを知ってるから お金を取らない。 「…全く、汚いホテルね。」 あたしは鍵を回すと、ドアを開けた。